「東京で一人暮らしを始めたいけど、家賃が高すぎて諦めかけてる…」
「大阪に引っ越すことになったけど、初期費用がかさんで頭を抱えてる…」
こんな悩みを抱えていませんか? 都会での新生活、特に住まい探しは本当に大変ですよね。東京・大阪などの都会では、家賃だけでなく、敷金・礼金といった初期費用も馬鹿にならない金額です。せっかくの新生活が、住居費の重さで暗い影を落としてしまうのはもったいない! そこで今回は「シェアハウス」という選択肢を紹介します。一人暮らしとは違った魅力があり、特に都会での新生活には多くのメリットがありますよ!
シェアハウスとは
シェアハウスってドラマなどでしか見たことない、という人も多いでしょう。実際どんな暮らし方なのでしょうか。
簡単に言うと、シェアハウスは「個室は自分だけのスペースとして確保しつつ、リビングやキッチン、バスルームなどを複数人で共有する住まい方」です。
自分だけの空間もあるし、みんなで使う空間もある。そんなハイブリッドな住まい方です。
最近では単に「安く住むため」だけじゃなく、「新しい出会いを求めて」「共同生活の楽しさを体験したくて」という理由でシェアハウスを選ぶ人もいます。
新しい街での一人暮らしに不安を感じる人にとっては、心強い選択肢といえるでしょう。
なんといっても経済的メリットが大きい
費用が安くすむことは、シェアハウス最大の魅力です。
まず初期費用。東京や大阪で一般的なアパートを借りると、敷金・礼金・仲介手数料などで家賃の4〜6ヶ月分が飛んでいきますよね。
一方、シェアハウスは初期費用が格段に少なくて済みます。なんと、敷金・礼金不要のところも多いんです。
さらに、ほとんどのシェアハウスは家具家電付き。冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビ…これらを一から揃える必要がないんです(実際揃えるといくらかかるか計算してみました)。新生活の立ち上げコストがグッと抑えられますね。
月々の支出も抑えられます。水道光熱費は複数人で分担するので、一人当たりの負担は軽くなりますし、Wi-Fiも共有すれば通信費も節約できます。
「都心に住みたいけど一人暮らしじゃ無理…」という方も、シェアハウスなら実現できるかもしれませんよ。
人とのつながりも他にないメリット
お金以外にも、シェアハウスには大きな魅力があります。それは「つながり」です。
都会での一人暮らし、特に転勤や進学で知り合いがいない状態からのスタートって、実は想像以上に孤独を感じるもの。「休日に誰とも話さなかった…」なんて経験をしたことがある人も多いはず。
シェアハウスでは自然と会話が生まれます。
「今日のご飯何食べる?」
「この近くにいい居酒屋知ってる?」
そんな何気ない会話から、信頼関係が生まれます。
特に東京や大阪のような大都市では、同じシェアハウスに住む人の職業もバラエティ豊か。
エンジニア、デザイナー、起業家、学生、外国人…様々なバックグラウンドを持つ人とのドラマのような出会いは、きっと視野を広げてくれるでしょう。
「英語を練習したい」という人には、外国人の入居者が多い国際交流型のシェアハウスもおすすめ。
日常的に異文化に触れられる環境は、語学力アップにも一役買ってくれますよ。
東京・大阪のシェアハウス事情
それでは具体的に、東京と大阪のシェアハウス事情を詳しく見ていきましょう。
東京では、山手線沿線を中心に数多くのシェアハウスが展開されています。
特に若者に人気の高円寺や下北沢、池袋や高田馬場など、学生や若手社会人が集まるエリアにはシェアハウスがあります。
大阪では、梅田や難波周辺、天王寺や鶴橋など主要駅周辺にシェアハウスが集中。
関西の交通ネットワークが発達しているため、通勤・通学の利便性を考えた立地選びがしやすいのが特徴です。
最近は、東京でも大阪でも、次のような「テーマ型シェアハウス」が増えています。
- 起業家やフリーランス向けのコワーキングスペース完備型
- 音楽好きのためのスタジオ完備型
- フィットネス設備が充実したアクティブ志向型
- 料理好きのための本格キッチン完備型




自分の趣味や生活スタイルに合わせて選べるのも、シェアハウスの大きな魅力ですね。
東京・大阪のシェアハウスの地域別家賃相場
さらに突っ込んで、具体的な家賃の相場を調べてみました。
まず東京23区内のシェアハウス事情を見てみると、エリアによって家賃相場にかなりの差があります。
安価なエリアは下町・郊外で、葛飾区や足立区だと約39,800円前後、北区、荒川区、江戸川区だと40,000~41,200円程度と、比較的リーズナブルです。
これらのエリアは都心へのアクセスは少し時間がかかりますが、その分ゆったりとした暮らしやすさがあります。
中間エリアの練馬区、豊島区、大田区は約42,800~43,500円程度。中野区、台東区、板橋区は約44,600~45,200円程度です。
このあたりは通勤・通学のしやすさと家賃のバランスが取れたエリアと言えるでしょう。
都心・人気エリアになると、家賃が一気に上昇します。
世田谷区は約49,800円、江東区、杉並区は約50,000~52,000円。
いわゆる都心と言える文京区、新宿区、渋谷区、千代田区になると約53,600~55,000円。
さらに人気の高い品川区は約56,400円、目黒区は約62,800円、そして中央区や港区では約64,000~66,000円にまで跳ね上がります。
一方、大阪はどうでしょう?
大阪は東京に比べて全体的に家賃水準が抑えられており、市内のシェアハウスは約30,000円台から7万円台まで幅広く、特に鶴橋エリアでは女性専用物件などで、家賃+共益費で3~5万円前後の物件も見られます。
一般的な相場としては40,000円~60,000円程度が目安となるでしょう。
東京と大阪を比べると、住居費の差が歴然としていますね。都心へのアクセスの良さなど、同じような立地条件なら、大阪の方が1〜2万円ほど安く住める可能性が高いようです。
また、部屋タイプによっても価格は大きく変わります。
個室か相部屋(ドミトリー)かで、相部屋を選べばさらに安価になることも。
共益費や管理費として別途1万円~1.5万円程度必要なケースが多いので、トータル費用は家賃+αで考える必要があります。
これらの数字を見ると、東京では山手線外側の中間エリアがコスパ良好、大阪では鶴橋などのディープなエリアがお得と言えるでしょう。
初めての都会生活では交通の便の良さも重要なので、通勤・通学時間とのバランスを考えた選択が賢明です。
シェアハウス選びのポイント
シェアハウスを選ぶときは何をチェックすべきか、ポイントをまとめました。
最優先は立地
どんなに素敵なシェアハウスでも、通勤・通学に1時間以上かかるようだと毎日がつらくなります。
最寄り駅からの距離、主要駅への所要時間をしっかりチェックしましょう。
共用設備の充実度
キッチンは何人で共有? シャワーは朝に集中して使えなくなったりしない? 洗濯機は何台ある? Wi-Fiの速度は?
こういった日常生活に直結する設備はしっかり確認しましょう。
コミュニケーションを求めないならシェアードアパートメント
最近増えてきているのが「シェアードアパートメント」と呼ばれるタイプ。
これは従来のシェアハウスとは少し異なり、共有リビングがなく、キッチン・バスルーム・トイレのみを共有するタイプです。
他の入居者との交流をあまり求めず、プライバシーを重視したい人にはこちらがおすすめ。共有スペースが少ない分、家賃も従来のシェアハウスより安めに設定されていることが多いんです。
「コミュニティは特に求めていないけど、家賃は抑えたい」
「仕事が忙しくて交流の時間がとれない」
という方は、このタイプを検討してみてください。
東京のシェアードアパートメントを探すならこちらへ
大阪のシェアードアパートメントを探すならこちらへ
入居者の構成
20代中心なのか、30代以上も多いのか、男女比はどうか、外国人比率は?
自分と似た年齢層や価値観の人が多い方が生活しやすいかもしれません。
管理体制
常駐管理人がいるのか、それとも入居者による自主管理なのか。トラブルがあったときの対応はどうなるのか。
特に女性は防犯面も含めてしっかり確認したいポイントです。
可能であれば内見は必ず行いましょう。「雰囲気」は住んでみないとわからない部分も多いので、事前にリアルな情報を集めておくことが大切です。
シェアハウス生活を成功させるコツ
シェアハウスで快適に過ごすためのコツをご紹介します。
自分に合った関わり方を見つける
従来型のシェアハウスでもシェアードアパートメントでも、共有スペースでの関わり方が重要です。
積極的に交流したい人も、必要最低限の挨拶だけにしたい人も、自分のスタイルを大切にしましょう。
特にシェアードアパートメントを選んだ場合は、お互いのプライバシーを尊重する雰囲気づくりが大切です。
共用スペースのルールを守る
自分が使った設備は元の状態に戻す、自分のものは所定の場所に片付ける、共用冷蔵庫の占有スペースを守る…
当たり前のことですが、これが守られないとストレスの原因に。
「自分がされて嫌なことはしない」を心がけましょう。
生活リズムの調整
早起きの人と夜型の人が一緒に住むと、お互いストレスになることもあります。
自分の生活リズムと他の入居者の生活スタイルが大きく異なる場合は、お互いに配慮が必要です。
例えば夜遅くまで起きている場合は、音量に注意するなど。
プライバシーの確保
特にシェアードアパートメントでは、「適度な距離感」が重要。
必要以上に他人の生活に干渉しないよう心がけましょう。
同時に、必要最低限のコミュニケーションは取っておくと、トラブル発生時にもスムーズに対応できます。
シェアハウスに入居した人の声
実際にシェアハウスに住んでいる(または住んでいた)人たちの声を集めてみました。

最初は一人暮らしのつもりでしたが、初期費用を考えるとハードルが高くて。シェアハウスにしたら、新宿まで15分の場所に月5万円で住めています。同じ条件で一人暮らしだと7〜8万はかかるでしょうね。共有スペースが少ないシェアードアパートメントを選んだので、仕事に集中したい僕には合っています。キッチンで顔を合わせる程度の緩いつながりが心地いいですね。
【新卒で東京のIT企業に就職した田中さん(25歳)】

実家が遠方で、大阪で一人暮らしをすることになったんですが、親も私も一人で住むのが不安で…女性専用のシェアハウスを選びました。先輩たちが大学生活のことを色々教えてくれて心強いです。キッチンを共有するので、みんなの料理を見て自分も挑戦するようになりました。実家暮らしより自立できている気がします
【大阪の大学に進学した山田さん(19歳)】

関西は初めてで知り合いもいなかったので、まずはシェアードアパートメントからスタート。共有リビングがないタイプを選んだので、他の入居者と深く関わる必要がなく、自分のペースで大阪生活を始められました。共有スペースが少ない分、家賃も抑えられているのがありがたいです。仕事が落ち着いてきたら、もう少し交流のあるシェアハウスに引っ越すかもしれません。
【転職を機に東京から大阪に移住した佐藤さん(32歳)】

在宅ワークなので、一人暮らしだと仕事とプライベートの境界があいまいになって…。最初はシェアードアパートメントに住んでいましたが、仕事の刺激が欲しくなってクリエイター向けのシェアハウスに引っ越しました。共同プロジェクトも生まれて、仕事の幅が広がったのは予想外の収穫でした。自分のライフスタイルに合わせて住まいのタイプを変えられるのもいいですね。
【フリーランスのデザイナー、鈴木さん(28歳)】
シェアハウスで注意すべき点
もちろんシェアハウスにもデメリットはあります。入居前に知っておくべきことをお伝えしましょう。
プライバシーは制限されます
個室があるとはいえ、一般的なアパートに比べると自分だけの空間は限られます。
特に従来型のシェアハウスでは、他の入居者と顔を合わせる機会が多くなります。
プライバシーを重視する方はシェアードアパートメントの方が向いているかもしれません。
他人の生活音が聞こえます
他の入居者の生活音(話し声、テレビの音、料理の音など)が気になる場合も。
音に敏感な方は、入居前に壁の防音性などを確認しておくと良いでしょう。
設備の共有でストレスを感じることも
朝のシャワー待ちやキッチンの使用時間の重なりなど、共有設備を使う際にストレスを感じる人もいるでしょう。
自分の生活リズムと他の入居者のリズムが合うかどうかも重要なポイントです。
契約形態はよく確認して
一般的なアパートとは契約形態が異なるケースが多いです。
解約通知期間や保証金の返還条件などをしっかり確認しておきましょう。
特に短期間での退去予定がある場合は要注意です。
セキュリティはやや甘め
複数人が出入りする環境のため、防犯面での不安を感じる方もいるかもしれません。
鍵の管理方法や共用部分のセキュリティ対策をチェックしておくことをおすすめします。
これらの点に気をつけながら、自分のライフスタイルに合ったシェアハウスのタイプを選べば、多くの課題は回避できるはずです。
結論:シェアハウスは、格安で都会に住む際の選択肢になる!
経済的なメリットはもちろん、人間関係構築のきっかけも作れる従来型のシェアハウス。
あるいはプライバシーを重視し、格安面だけを享受できるシェアードアパートメント。
どちらも都会生活のスタートとして理想的な選択肢の一つと言えるでしょう。
自分の性格や生活スタイル、求めるものによって選ぶタイプは変わってきます。
活発な交流を求める方は従来型のシェアハウス、マイペースに過ごしたい方はシェアードアパートメントといった具合に、自分に合った住まい方を選んでみてください。
↓ ↓